欲
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楽曲について
「欲」は、その時の自分の悩みや構え方がかなり直接的に出た曲です。独白のようでもあり、苦しさの記録のようでもあり、今思えばかなり生々しい一曲でした。欲そのものを悪いものとして切り離すのではなく、進みたい気持ちと消耗してしまう気持ちが同じ場所にある、そのねじれごと残しています。
聴く人によって「良かった」と言ってくれる人もいれば、少し重く感じる人もいるようで、賛否が大きく分かれた曲でもあります。ただ、それも含めてこの曲の正直さだと思っています。きれいに整えた感情ではなく、その時にしか出せなかった温度を残した曲です。
制作背景・エピソード
この曲では、できるだけギターを前に出しすぎず、ピアノを軸にしたいという気持ちがありました。部分的には昔作ったメロディを使っていたり、全体としてもかなりガチャガチャしていて、整いきらないまま進んでいく感じがあります。でも、そのまとまりきらなさ自体が、当時の自分には必要だったのだと思います。
動画側でも踊らせ方や文字の出し方に粗さが残っていて、作り直したいと思う部分は正直あります。それでも、あの時の自分がそこまで含めて出したものだからこそ、そのまま残っている意味も大きいです。きれいに直しすぎるより、そこから何を学んで次へ行くかを教えてくれた曲でした。
聴きどころ
この曲の聴きどころは、おだやかな顔をしているのに、その奥でずっと張りつめたものが消えないところです。静かな場面のそばに少し鋭いものが残っていて、ただ薄く流れるだけの曲にはならないざらつきがあります。その引っかかりごと受け取ってもらえたら、この曲の核心に近づけると思います。
派手に感情を発散したい時というより、自分の中に少し引っかかっているものがある夜に似合います。苦さのある気持ちと少し仲直りしたい時や、今はまだ整理しきれない感情をそのまま置いておきたい時に、小さめの音で流してみてください。
使用楽器・音色
- ボーカロイド
- アコースティックギター
- ピアノ
- ベース
- ドラム
- PAD
- シンセ
- ディストーションギター