sekaisora
曲の説明を読む
楽曲について
「sekaisora」は、昔バンド時代に作った曲で、今振り返ると自分の原風景がかなり濃く出ている一曲です。雲、空、海といった広い景色を、そのままギターロックの手触りで鳴らしたい気持ちが強くありました。勢いのあるサビを持ちながらも、全体としては余白をかなり大事にしていて、ただ突っ走るだけではない開放感を目指しています。
今聴くと、歌い手のことをそこまで考えずに作っていた時期の曲だなとも思います。何とかなるだろうというノリと勢いの時期に生まれた曲ですが、その無鉄砲さがそのまま良さにもなっています。後から考えると、むしろボカロ向きの曲だったのかもしれないと思える、少し不思議な立ち位置の曲です。
制作背景・エピソード
テンポ自体はそこまで速くないのに、サビではしっかり高揚を出したかったので、ピアノなどで全体の景色をまとめながら、開けるところは一気に開ける構成にしています。気分としては、閉じた場所から外へ視界が広がっていく感じに近く、世界そのものを少しきれいに見せたかった時の曲だと思います。
自分の中では、「忘れよう」とか「逢魔が時」へつながる流れの前にある曲でもあります。まだ外へ向かう力が強くて、景色のほうを見ていた時期の感覚が入っているので、後の曲と並べると自分の変化も見えやすい一曲です。
聴きどころ
この曲の聴きどころは、歌の近さとギターが作る抜けのよさが同時に来るところです。壁のように分厚く包むというより、声の向こうに風が通るような開放感があり、聴き終わったあとに少し肩の位置が変わるような感覚が残ります。ロックナンバーではありますが、押しつけがましさより景色の広がりを優先している曲です。
朝に気持ちを立ち上げたい時、歩き出す前、止まりすぎた考えを少し動かしたい時に合います。言葉を追ってもいいし、ただ流して空気の変わり方を受け取るだけでも、この曲の世界には入りやすいと思います。
使用楽器・音色
- リードボーカル
- バッキングボーカル
- エレキギター(クリーン〜軽クランチ)
- エレキベース
- ドラムセット