atawo

ジャンル アコースティック / クリーンギター
ムード 午後 / 読書 / やわらかい余白
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楽曲について

「atawo」は、タイトルの意味をひとつに固定しないまま、音の手触りだけを先に差し出したいと思って作ったアコースティック寄りのインスト曲です。派手な展開や大きなサビを置くのではなく、指先で弾いたクリーンギターの温度、少しだけ空気を残したドラム、奥に引いたベースで、静かな呼吸を邪魔しない流れを組みました。読書や軽い作業、午後の休憩のように、頭を切り替えたいけれど完全な無音では物足りない時間に合うように設計しています。

ゆるいむくんの楽曲の中でも、この曲は「景色をはっきり描く」より「気配を残す」方向に振っています。タイトルから具体的な物語を押しつけず、聴く人それぞれの生活の一場面に自然に入り込めることを優先した一曲です。作業用BGMとして流したときに主張しすぎず、それでいて何も残らないわけでもない、そのちょうど中間の質感を狙っています。

制作背景・エピソード

この曲を作るときに意識したのは、感情を大きく動かす音楽ではなく、感情の輪郭を少しだけ整えてくれる音楽にすることでした。疲れているときや考えごとが多いときは、強いメロディよりも、テンポの揺れや余韻のほうが体に入ってくることがあります。「atawo」はその感覚を形にした曲で、きれいに整えすぎず、人が実際に部屋で鳴らしているような素朴さを残しています。

タイトルも説明しすぎないようにしています。名前の意味を限定しないことで、午後の光、机の上、少しぬるい空気、ぼんやりした記憶のようなものを、聴く人が勝手に結びつけられる余白を持たせたかったからです。ゆるいむくんの中では小さな曲ですが、IP全体の「生活の中に自然に置ける音」という軸をかなり素直に表しているページでもあります。

聴きどころ

最初に注目してほしいのは、コード進行よりも音の置き方です。ギターは前に出すぎず、部屋の中で自然に鳴っている距離感を保っています。そこに薄いリズムと低音が加わることで、単なる環境音ではなく、きちんと曲として成立する芯を残しました。音量を下げても空気感が残りやすいので、長時間の作業や文章を読む時間とも相性がいいです。

もうひとつの聴きどころは、感情を明確に誘導しないことです。明るすぎず暗すぎず、嬉しさにも寂しさにも寄りすぎないので、その日の気分を上書きせずに寄り添えます。強い没入を求める曲ではなく、生活のテンポを少しだけ整えたいときの入口として聴いてみてください。

使用楽器・音色

  • クリーンギター
  • やわらかいドラム
  • 低く控えめなベース
  • 空気感を足すパッド