灯
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楽曲について
「灯」は、静けさの中に小さく熱が残っているようなピアノ曲です。ずっと穏やかなまま漂うというより、ひとりでいる時間の中で気持ちが少し揺れたり、急に強くなったりする流れごと抱えています。
深夜の読書や眠る前に合うのはもちろんですが、ただ落ち着きたい時だけの曲でもありません。言葉にしにくい気分と向き合いたい夜や、静かにしていたいのに心の奥だけ少し熱い時にも置いてほしい一曲です。
制作背景・エピソード
出発点にあったのは、部屋の端に残っている小さな灯りを見る時の感覚でした。明るさそのものより、暗さの中でその光だけがやけに気になることがある。その感じを、ひとつひとつの音が静かに置かれていく流れの中で残したいと思って作っています。
この曲は、静かさだけでは終わりません。おだやかなまま進みながら、ときどき胸の奥を少しだけ強く照らす瞬間がある。その揺れがあるから、ただのBGMとして流れるだけで終わらず、聴いたあとに小さく残る曲になればいいと思っています。
聴きどころ
この曲の好きなところは、静かな始まりのまま終わらず、途中でふっと熱が差し込むところです。ずっと同じ明るさで照らすのではなく、気持ちの揺れに合わせて光が少し強くなったり、また静かに戻ったりするような感覚があります。
大きく鳴らすより、小さめの音で部屋に置くように聴くと、この曲の近さは伝わりやすいです。眠る前、夜の作業、ひとりで考えごとをしている時間にそっと流して、静けさの中に残る温度を受け取ってもらえたら嬉しいです。
使用楽器・音色
- ピアノ