「sekaisora」は、自分のルーツの一つでもあるJ-Rockを形にした楽曲です。ゆるいむくんの作品の中では一番疾走感があり、エネルギッシュな一曲になりました。
曲のテーマとキー選択
テーマは「開放感」と「繋がり」です。見上げた空の向こう側に広がる世界——地平線の先にある見知らぬ誰かと、音楽でつながれるかもしれないという感覚を、突き抜けるようなDメジャーのサウンドで表現しました。
Dメジャーを選んだのはギターとの相性です。開放弦を活かしたコードが鳴るので、自然と「抜け感」のある音になります。カポなしでジャカジャカ弾いたときのあの開放感が、曲のテーマにぴったりだと思いました。
ギターアレンジのこだわり
特にこだわったのはギターのアンサンブルです。疾走感を出すためのタイトなリズムギター(バッキング)と、空を飛ぶような浮遊感を持たせたリードギターを対比させています。バッキングはミッドを削ってタイトに、リードはリバーブとディレイで空間を広げてふわっとした音にしました。
この「タイト×フロート」の対比が、曲全体に立体感を生んでいます。ヘッドフォンで聴くと左右の広がりがよりわかりやすいと思います。
制作で学んだこと
ロックサウンドを作るとき、初心者がやりがちなのは「全部の音を大きくしてしまう」ことです。ドラムもギターもベースも全部フルで鳴らすと、ただうるさいだけになります。sekaisoraを作るときも、最初はそのミスをしました。各楽器の音域を整理して、それぞれが「聴こえるべき帯域」を持つようにミックスを組み直したことで、やっとすっきりしたロックサウンドになりました。
この曲が、閉塞感のある日常から一瞬でも連れ出してくれる一曲になっていれば嬉しいです。
見上げる空が、いつもあなたに寄り添っていますように。